症例4 削皮術・左前腕部のリストカット(自由診療)
30代男性の方、左前腕自傷行為痕に対し、当院での修正術を希望されて来院となりました。
アブレーション(削皮術)の症例となります。
写真1.術前
自分で切ったと印象を与える25cm × 8cm 程度の「リストカット痕」を認めます。
写真2.術前デザイン
手術解説:火傷を想定した、傷跡を作成するようにデザインしました。清浄な部位を削ることは悩むことが多いのですが、今回は患者さんと相談して、このようなデザインとしました。このデザインに対して、レーザーと採皮刀を用いて、皮膚の一部を削るように切り取っていきます。
実際に、日本熱傷学会専門医が作る熱傷ですから、術直後から本物の熱傷であり、その後の治療も安全に進みます。
そして、
写真3.術後3カ月
術後3カ月程度では上図のごとく、まだまだ赤く、火傷を印象付けます。この後半年から1年にかけて徐々に赤みが無くなってきます。
写真4.術後12か月経過
色も落ち着き、火傷痕としての完成です。
リスク:アブレーション(削皮・剥削)することで、痛みや出血を伴います。ケロイドのように強く瘢痕が生じる可能性がありますので、状況に応じて内服薬などを用います。予期せぬひきつれが生じる可能性もあります。
料金:面積に応じて料金が決まります。単位面積あたりに√を用いて計算します。
この場合は、451,000円(程度)です。